株式会社 遠山鐵工所

遠山鐵工所のミッション!水を運ぶ

てつおくん: はじまるよ!

水の力

「水圧」という言葉を聞いたことがあると思います。蛇口をひねって出てくる水は、水圧で運ばれて来ます。また、津波や洪水が起こると、街が跡形もなく破壊されます。破壊するのは水圧だけではありませんが、紛れもなく水の力です。生きる上で欠かせない水は、非常に大きな力を持っています。この水を、社会の形に合わせて安心・安全に運ぶための「鉄管」を、安定して製造する。それがパイプメーカー遠山鐵工所の大切なミッションです。

立形水飲水栓から水圧により水が出る様子

水圧に耐えうる鉄管

鉄管の品質検査に、水圧への耐久度を調べる水圧試験があります。製品に加える水圧は0.5MPa。1㎡(畳半分くらい)に対して50tの力(軽自動車約50台分の重さ)がかかるような、非常に大きな力です。この水圧に耐えうる鉄管は「ダクタイル鉄管」と呼ばれ、実際の保証水圧は5MPaを超えるほど強靭です※。上下水道施設や、河川に水を排出するための排水機場など、やはり大きな水圧のかかるインフラ設備で使われます。
※一般社団法人 日本ダクタイル鉄管協会HPより

水圧試験で利用される水圧計てつおくん: 水圧計だよ!

巨大で変わった形の「鋳物」

水圧に耐えられる強さの他に、もう一つ、私たち遠山鐵工所の鉄管には別の特徴があります。製品一つ一つが、とても大きかったり、変わった形をしていたりすることです。様々な施設内配管に合わせて複雑な形状が必要とされます。その要求に応えるために、「鋳物」(個別に型を造り溶けた鉄を流し込む)で製品を造ります。2mを超える大きなもの、くねくねと曲がったり変わった形をしているもの、すべて一つ一つ手造りです。最新鋭のオートメーション設備もありますが、人の手が何よりも大事です。この言わば原始的な技術で生み出されるパイプは「ダクタイル鋳鉄異形管」と呼ばれ、この分野において遠山鐵工所は随一のシェアを誇り、100周年へ向けて今も成長を続けています。

ダクタイル鋳鉄異形管(ちゅうてついけいかん)

ミッション「水を運ぶ」

日本の治水・利水のインフラは第二次世界大戦後急激に造られてきました。その結果、水環境に関しては世界中で最も充実した国になりました。今後もこのインフラを守り、安心・安全な水を運ぶために、私たちは共に働く仲間を探しています。遠山鐵工所の製品は、主に土の中や施設の中にあり、自動車や建物のように人目に触れる製品ではありませんが、非常に重要な役割を持っており、社会の動脈や神経のような存在です。縁の下の力持ちともいえます。巨大で複雑な製品を手で造り、これからも「水を運ぶ」ミッションを繋いでいくためには仲間の力が必要です。このwebサイトを見て興味を持った方、ご連絡をお待ちしております。